とらふ‐だけ【虎斑竹】
ヤシャダケに菌類が寄生し、表面に黒褐色の模様ができたもの。細工物などに利用する。岡山県真庭市、津山市のものは天然記念物。
とらめ‐いし【虎目石】
青石綿(クロシドライト)を石英で充塡(じゅうてん)または交代した鉱物。青色と黄褐色で絹糸光沢があり、磨くとトラの目のように見える。飾り石にする。虎眼石(こがんせき)。タイガーアイ。
とら‐ロープ【虎ロープ】
黒色と黄色のロープをより合わせて、縞模様になるようにしたもの。危険標識などに用いる。
虎(とら)を画(えが)きて狗(いぬ)に類(るい)す
《「後漢書」馬援伝から》勇猛な虎を描こうとして、犬のようなものになってしまう。力量のない者が、すぐれた人のまねをして、かえって軽薄になることのたとえ。また、目標が大きすぎて失敗することのたとえ。
虎(とら)を野(の)に放(はな)つ
猛威を振るう者の力を発揮できるよう自由にさせることのたとえ。また、のちに大きな災いをもたらすような危険なものを野放しにしておくことのたとえ。
虎(とら)を養(やしな)いて自(みずか)ら患(うれ)いを遺(のこ)す
《「史記」項羽本紀から》情愛にひかれて後日に禍根を残すたとえ。
まる【虎子】
《動詞「放(ま)る」から》病人・幼児の大小便を受ける器。おまる。おかわ。
もがり【強請/虎落】
《動詞「もがる」の連用形から》ゆすり。たかり。「おそろしき—どもにかたられ」〈浮・織留・一〉
もがり【虎落】
《語源未詳。中国で粗い割り竹を組んで作った垣をいう「虎落」の用字を転用したもの》 1 竹を筋違いに組み合わせ、縄で結び固めた柵(さく)や垣根。 2 特に紺屋で、枝つきの竹を立て並べ、物を掛けて干...
もがり‐だけ【虎落竹】
もがりに用いる竹。