うみ‐けむし【海毛虫】
多毛綱ウミケムシ科の環形動物。海岸の石の下や砂地にすみ、夜、水面に泳ぎ出す。体は紡錘形で、体長5〜8センチ、各環節のいぼ足には白く長い剛毛が密生。本州中部以南に分布。
うめ‐けむし【梅毛虫】
オビカレハの幼虫。梅・桃・桜などに巣を張って群生し、食害する。天幕毛虫。
うりざね‐じょうちゅう【瓜実条虫】
条虫の一種。全体は鎖状で、体長15〜35センチ。個々の体節が瓜の種の形をしている。中間宿主は犬・猫につくノミ・シラミで、終結宿主は犬・猫、まれに人の腸内に寄生。犬条虫。
うり‐はむし【瓜金花虫/瓜葉虫】
ハムシ科の甲虫。体長7〜8ミリ。前翅(まえばね)は橙黄(とうおう)色、胸部は黒色。触れると関節から橙黄色の液を出す。成虫はウリ類などの葉を、幼虫は根を食い荒らす。うりばえ。
うろこ‐むし【鱗虫】
多毛綱ウロコムシ科の環形動物の総称。干潮線付近の石の下などにすむ。体は扁平で、背面は2列に並ぶ12対以上のうろこで覆われる。
うんか【浮塵子/白蝋虫】
半翅(はんし)目ウンカ科の昆虫の総称。形はセミに似る。繁殖力が強く、稲などの茎や葉から液を吸って枯死させる害虫。ヒメトビウンカ・トビイロウンカ・セジロウンカなど種類は非常に多い。名は、雲霞(うん...
えいせい‐がいちゅう【衛生害虫】
人や家畜に対して害を与える昆虫やダニ類。毒を持っていたり血を吸ったりして直接に害を与えるもの、病原体を媒介するもの、不快感を与えるものなど。
えき‐ちゅう【益虫】
人間の生活に直接・間接に利益をもたらす昆虫。一般に、害虫防除に役立つ寄生蜂やトンボ・カマキリ、花粉を媒介するミツバチなどをいう。⇔害虫。→有用昆虫
えびづる‐むし【葡萄蔓虫/蘡薁虫】
スカシバガ科の昆虫、ブドウスカシバの幼虫。体長3センチくらいで白っぽく、頭部は赤茶色。ブドウ・エビヅルの茎の内部にもぐりこんでいる。小鳥や、ヤマメ・イワナ釣りのえさにする。かまえび。ぶどうむし。
え‐むし【餌虫】
釣りのえさにする虫。ゴカイなど。