どうがね‐ぶいぶい【銅鉦蚉蚉】
コガネムシ科の昆虫。中形のコガネムシで、体色は鈍い光沢のある銅色。夏、灯火に集まる。果樹などの葉を食ベ、幼虫は土中で生活し、植物の根を食害する。
どうし‐るい【同翅類】
半翅目同翅亜目の昆虫の総称。翅(はね)はすべて膜質。セミ・アブラムシなど。
どうじてき‐しゆうどうたい【同時的雌雄同体】
雌雄同体の生物のうち、同一個体が同時に雄雌両方の生殖機能をもち、雌雄どちらでも生殖できる生物。自家受精(1個体単独で受精)を行うものと、他家受精(2個体以上で受精)を行うものがある。軟体動物(カ...
どうぶつ‐さいみん【動物催眠】
タコ・昆虫・鳥などで、人為的に刺激して随意運動を停止させる現象。鶏をしっかり捕らえてあおむけに置き、手をはなすと硬直状態のままその姿勢を続けるなど。ヒトの催眠とは区別される。
どうぶつ‐そう【動物相】
ある地域にすむ動物の全種類。昆虫相・鳥相などに分けることもある。ファウナ。
どく‐が【毒蛾】
1 ドクガ科の昆虫。翅(はね)の開張4センチくらいで、全体に黄色。幼虫は黄褐色で肉いぼが黒く、毒毛をもつ毛虫で、桜・梅など多種の樹木の葉を食害。幼虫・成虫とも、人が触れると皮膚炎を起こす。 2 ...
どく‐とかげ【毒蜥蜴】
有鱗(ゆうりん)目ドクトカゲ科の爬虫(はちゅう)類の総称。下あごに毒腺(どくせん)をもち、毒性は強い。体長約50センチ。全身が細かいうろこで覆われ、黒色で淡紅色または黄色の斑紋がある。動作はにぶ...
ドクトルまんぼう【どくとるマンボウ】
北杜夫によるエッセーのシリーズ。第1作は昭和35年(1960)刊行の「どくとるマンボウ航海記」で、その他「どくとるマンボウ昆虫記」「どくとるマンボウ青春記」などがある。ユーモラスな文体で人気を博した。
どく‐ばり【毒針】
毒の塗ってある針。また、虫などにある毒液を出す針。
どく‐びん【毒瓶】
昆虫採集に用いられる容器。薬品を染み込ませた脱脂綿などとともに昆虫を入れ、あとで標本作成を行う。大型のものは毒壺ともよばれる。殺虫管。