何(なに)とは無(な)・し
別にどうということもない。なんとはなし。「—・けれど、過ぐる齢にそへて忘れぬ昔の御物語など承り」〈源・鈴虫〉
ナフタレン【naphthalene】
芳香族炭化水素の一。コールタールを精製して得られる、昇華性の白色のうろこ状結晶。特有のにおいがある。防虫・防臭剤に用いるほか、有機化学合成の原料として広く用いられる。化学式C10H8 ナフタリン。
なべぶた‐むし【鍋蓋虫】
1 ナベブタムシ科の昆虫。体長約10ミリ。鍋のふたに似る。黄褐色に黒褐色の斑紋がある。清流の砂中にすむ。 2 半翅(はんし)目ナベブタムシ科の昆虫の総称。体は扁平な楕円形をし、有翅または無翅。清...
なみ‐てんとう【並瓢虫】
⇒瓢虫(てんとうむし)2
な‐むし【菜虫】
大根・かぶ・白菜などの葉を食い荒す虫。モンシロチョウの幼虫が最も普通に見られる。《季 秋》「屈託もなく起きいでて—とる/虚子」
ならがれ‐びょう【楢枯れ病】
ナラ類やシイ・カシなどの樹幹内に、甲虫カシノナガキクイムシがナラ菌をもち込むことによって、樹木が枯死する現象。
なん‐でい【軟泥】
プランクトンなどの遺骸を30パーセント以上含む、海底の軟らかい泥。有孔虫軟泥などの石灰質軟泥と、珪藻軟泥などの珪質軟泥に分ける。
にいにい‐ぜみ【にいにい蝉】
セミ科の昆虫。体長は翅(はね)の先まで約3.5センチと小形。くすんだ黄褐色の地に緑色や茶褐色の紋をもち、前翅に黒褐色の雲状紋がある。成虫は7、8月に出現し、チイチイと鳴く。ちいちいぜみ。こぜみ。...
に‐か【二化】
昆虫などが、1年間に2世代を経過すること。
にか‐めいが【二化螟蛾】
メイガ科の昆虫。翅(はね)が黄褐色または灰褐色のガで、初夏と晩夏の年2回発生するが、北海道・東北では年1回、沖縄では年4回発生する。夜行性。幼虫は稲のほかアワ・トウモロコシなどの茎に食い入る大害虫。