まゆ【繭】
《「まよ」の音変化》 1 完全変態をする昆虫の幼虫が、中でさなぎとして休眠するため、口から糸状の粘質分泌物を出して作る覆い。砂粒・葉などを利用するものもある。 2 蚕が口から糸をはいて作る殻状の...
マラリア【malaria】
マラリア病原虫が赤血球に寄生して起こる熱帯性の感染症。感染症予防法の4類感染症の一。ハマダラカの媒介により感染する。寒け・震え・高熱が主症状で、間欠的に繰り返す。発熱周期が一定し、48時間ごとに...
マラリア‐げんちゅう【マラリア原虫】
⇒マラリア病原虫
マラリア‐びょうげんちゅう【マラリア病原虫】
胞子虫綱コクシジウム目プラスモジウム属の原生動物の一群。マラリアの病原体。蚊の体内で胞子が形成され、媒介されて動物の赤血球内で分裂・繁殖する。熱帯・亜熱帯地方に広く分布し、人間には三日熱・卵形・...
マラリア‐りょうほう【マラリア療法】
毒性の比較的弱い三日熱マラリア病原虫を接種して行う発熱療法。梅毒治療などに用いられた。
まる‐はなばち【丸花蜂/円花蜂】
ミツバチ科マルハナバチ属の昆虫の総称。体長15〜25ミリ。体はずんぐりし、長毛が密生する。花粉を媒介し、巣を地中に作って家族生活を営み、巣房は蜜蝋(みつろう)を分泌して球形や卵形に作られる。他の...
マルピーギ‐かん【マルピーギ管】
昆虫類・多足類・クモ類の排出器官。腸管に開口する多数の小さい盲管からなる。
マレー‐しじょうちゅう【マレー糸状虫】
東南アジアから西南アジアにかけて分布する糸状虫。主にヌマカ属の蚊を介して人に感染し、リンパ系フィラリア症を起こす。
みいでら‐ごみむし【三井寺歩行虫】
ホソクビゴミムシ科の昆虫。体長約1.5センチで、黄褐色の地に黒色紋がある。湿った石の下や草むらにすみ、雑食性。捕まえると肛門(こうもん)から淡黄色のガスを出す。へっぴりむし。三井寺はんみょう。
みかく‐きかん【味覚器官】
水に溶けた化学物質の刺激を感知する器官。脊椎動物では口の中、特に舌に分布する味蕾(みらい)で、魚では体表などにもある。昆虫では口器のほか触角・肢端などにある。味覚器。味官。