うま‐びる【馬蛭】
ヒルド科のヒル。体は細長く扁平で、体長10〜15センチ。背面は暗緑色で黒褐色の5本の縦線がある。体の前後端に吸盤をもつ。池沼などにすみ、人畜には無害。
かん‐てつ【肝蛭】
吸虫の一種。体長2〜3センチ、体は平たい楕円形で、前端が円錐形に突出している。虫卵は水中で孵化(ふか)し、中間宿主のヒメモノアラガイに侵入。成長すると水草に付着し、これを食べた牛・羊・豚・馬など...
こうがい‐びる【笄蛭】
渦虫綱コウガイビル科の扁形動物。プラナリアの仲間。体は平たく細長いひも状で、前端が半月形に広がる。体長5〜15センチのものが多いが、80センチに達するものもある。全体に黒色または黄色。陸上の湿っ...
すい‐てつ【膵蛭】
吸虫綱の寄生虫。体長10〜18ミリ。牛・羊・山羊(やぎ)などの膵管に寄生し、人に寄生することもある。
ちすい‐びる【血吸蛭】
ヒルド科のヒル。池沼などに普通にみられる。体は細長く扁平で、体長4センチくらい、灰緑色。人畜の血を吸う。吸血性を利用して、昔から医療に用いられる。みずびる。
ひる【蛭】
ヒル綱の環形動物の総称。池沼・水田・森林や海にすみ、他の動物から吸血したり寄生したりする。体は扁平または円筒形で細長く、環節は34個あり、前後端の腹面に吸盤をもつ。雌雄同体。チスイビル・ウマビル...
やま‐びる【山蛭】
ヤマビル科のヒル。全長2、3センチ。体は平たい円柱状で茶褐色。背面に3本の縦縞がある。本州・四国・九州の山間の湿地に多く、人間や獣から血を吸う。かさびる。《季 夏》