ちょう【魚蝨】
鰓尾(さいび)目チョウ科の甲殻類。体は円盤形で、体長4ミリほど。腹側にある吸盤でコイ・フナなどに付着して体液を吸う。
ちり‐だに【塵蜱】
ヒョウヒダニの別名。室内のちりの中にいるのでいう。
つめ‐だに【爪蜱】
ツメダニ科のダニの総称。体長0.3〜0.8ミリ、淡橙色または淡赤色をし、触肢が太く先端に爪がある。コナダニなどを捕食し、たまに人の皮膚炎の原因になることもある。
にきび‐だに【面皰蜱】
ニキビダニ科のダニ。体長0.4ミリほどの蛆(うじ)状で、腹部が後方に伸びる。人の皮脂腺や毛嚢(もうのう)(毛包)に寄生するが、にきびの原因になるとは限らない。毛嚢虫(もうのうちゅう)。
ね‐だに【根蜱】
コナダニ科ネダニ属のダニの総称。体長0.7ミリほどで乳白色。チューリップ・ヒヤシンスなどの球根につき、害を与える。
は‐だに【葉蜱】
ハダニ科のダニの総称。体長約0.5ミリ、赤色や橙黄色。農作物や果樹の葉裏に寄生して汁を吸う害虫。ミカンハダニ・リンゴハダニなど。あかだに。
ひぜん‐だに【皮癬蜱】
ヒゼンダニ科のダニ。体長0.3ミリほどで、円盤形をし、第1・2歩脚に吸盤をもつ。人間の皮膚に寄生し、疥癬(かいせん)を起こす。疥癬虫。
ひょうひ‐だに【表皮蜱】
ヒョウヒダニ科のダニの総称。体長0.3ミリほど。室内のちりの中にすみ、その死骸や糞が気管支喘息(きかんしぜんそく)の原因になるといわれる。ちりだに。
ふし‐だに【虫癭蜱/付子蜱/五倍子蜱】
フシダニ科のダニの総称。体は蛆虫(うじむし)形で、淡黄色から橙(だいだい)色をし、足が二対しかない。種々の植物に寄生し、葉を枯らしたり虫瘤(むしこぶ)を作ったりする。
ほこり‐だに【埃蜱】
ホコリダニ科のダニの総称。微小で体長0.1〜0.2ミリ。雄の最後対の脚は太く、はさみ形。栽培植物や貯蔵食品に発生するものが多い。