かんじょう‐いにゅう【感情移入】
自分の感情や精神を他の人や自然、芸術作品などに投射することで、それらと自分との融合を感じる意識作用。
かんせい‐とじこめ【慣性閉じ込め】
レーザー核融合炉におけるプラズマの閉じ込め方式。高出力のレーザーを燃料球に向かって球対称に照射し、爆縮による超高温・超高密度のプラズマを発生させ、慣性によって短時間静止している間に核融合を起こす。
ガラス‐レーザー【glass laser】
誘導放出を起こす媒体として結晶ではなくガラスを用いる固体レーザーの一種。ネオジムなどの不純物をバリウムクラウンガラスやリン酸ガラスに加えたものが使われる。高出力のレーザーに適するため、レーザー核...
きたやま‐ぶんか【北山文化】
室町初期、第3代将軍足利義満のころの文化。伝統的公家文化と武家文化の融合が進み、また、日明貿易などを通じ中国文化の影響を受けて水墨画や五山文学が発達。義満が京都北山に営んだ山荘にちなんでこの名が...
キメラ【chimera】
1 ライオンの頭、蛇の尾、ヤギの胴をもち、口から火を吐くというギリシャ神話の怪獣。キマイラ。 2 生物学で、異なる遺伝子型の細胞が共存している状態の一個体。植物では接ぎ木したものにみられ、動物で...
キメラ‐マウス【chimera mouse】
2種類以上の異系統のマウスの発生初期の胚を融合させることにより、人工的に作られるマウス。2種以上の遺伝的に異なる細胞から成る。
きょ‐さいぼう【巨細胞】
豊富な原形質の中に1個または数十個の核が存在する、大型の細胞。複数の細胞が融合したものと、核だけが分裂して生じるものとがある。また、巨核球や破骨細胞など生理的なものと、さまざまな病気に伴って出現...
キロノバ【kilonova】
中性子星同士、または中性子星とブラックホールの連星の融合に伴う爆発現象。名称は白色矮星への質量降着によるノバ(新星)の約1000倍程度の明るさになることに由来し、超新星の明るさの10分の1から1...
きんぞく‐りょう【金属量】
天体に含まれる重元素の割合。宇宙の化学進化が進むと、恒星内の核融合反応や超新星爆発によって重元素が生成されるため、天体の年齢の指標となる。金属量が少ないほど、若い天体と考えられる。
きんだい‐かがく【近代科学】
16世紀半ばに始まった、ヨーロッパ近代の自然科学の諸体系の総称。経験科学は、古代ギリシャでは哲学と融合し、中世ヨーロッパでは神学に従属していたが、近代ヨーロッパではそれらを克服し、数学と実験によ...