じょおう‐あり【女王蟻】
アリ集団における真正の雌。結婚飛行後、地上で翅(はね)を落とし、隠れ場を見つけて小室を作り、産卵し、新たなアリ集団をつくる。《季 夏》
すいつき‐あり【吸(い)付き蟻】
⇒吸い付き桟(ざん)
は‐あり【羽蟻】
アリ・シロアリ類で、初夏から盛夏にかけての交尾期に、羽化して巣から飛び立った女王アリと雄アリ。はねあり。《季 夏》「—とぶや富士の裾野の小家より/蕪村」
はね‐あり【羽蟻】
⇒はあり
はきり‐あり【葉切蟻】
木の葉を切り取って地中の巣に運び、それでアリタケなどのキノコを栽培して食べる習性のアリ。中南米に分布する。
はたらき‐あり【働き蟻】
社会性昆虫のアリ・シロアリ類で、主に営巣・育児・食物採集などをするアリ。アリではふつう小形で翅(はね)をもたず、産卵能力のない雌。シロアリでは雌雄ある。職蟻(しょくぎ)。
ひ‐あり【火蟻】
アリ科の昆虫。体長は働きアリで約2.5〜6ミリ。体色は赤茶色や黒色など。攻撃性が強く、腹部に毒針をもつ。刺されると激しい痛みがあり、アレルギー反応を起こすこともある。南米原産で、日本では特定外来...
へい‐あり【兵蟻】
アリやシロアリの集団の中で、特に外敵との闘争の任に当たる個体。頭やあごなどが大きい。へいぎ。 [補説]アリでは大型の働きアリで、すべて雌。シロアリの兵アリは働きアリから分化し、雌雄がある。
へい‐ぎ【兵蟻】
「へいあり」に同じ。
へいたい‐あり【兵隊蟻】
「兵蟻(へいあり)」に同じ。