ファシア【fascia】
体内にある、筋肉・内臓・血管などを包む薄い膜。
ふずいい‐きん【不随意筋】
自分の意志によって動かすことができない筋肉。主に自律神経の支配を受ける。内臓や血管の壁の筋肉、心筋など。多くは平滑筋(へいかつきん)であるが、心筋は横紋筋からなる。⇔随意筋。
フラッシング‐はんのう【フラッシング反応】
顔や身体の皮膚が赤くなり、頻脈、頭痛、火照り感などが生じる反応。飲酒などによって末梢(まっしょう)血管が拡張することで起こる。
ふん‐ごう【吻合】
[名](スル)《上下のくちびるがぴったり合うの意》 1 物事がしっくり合うこと。一致すること。「双方の話が—する」 2 血管・神経などが相互に連絡をもつこと。また、血管や腸管などの端どうしを手術...
ブイ‐イー‐ジー‐エフ【VEGF】
《vascular endothelial growth factor》血管内皮細胞を増殖させ、血管の形成を促す糖たんぱく質。細胞や組織が低酸素状態になるとVEGFが増加し、新しい血管が作られ、...
ブラジキニン【bradykinin】
血圧調節および炎症発現に関与するペプチド。血清たんぱくの一部が、組織が障害された結果遊出してくる酵素(カリクレイン)によって分解されて生じる。血管拡張、毛細血管の透過性亢進(こうしん)による浮腫...
プラーク【plaque】
1 歯の表面に固着した細菌およびその産物の集塊。古くなると石灰化して歯石になる。歯垢(しこう)。「—コントロール」 2 動脈硬化などの血管壁に見られる、偏平もしくは隆起したかたまり・斑点。
プロスタグランジン【prostaglandin】
動物の臓器や組織に微量存在する一群の生理活性物質。アラキドン酸などの不飽和脂肪酸から生合成され、化学構造上の五員環の部分によって十数種に分類される。血管拡張、血圧上昇あるいは降下、子宮や気管支の...
プロスタサイクリン【prostacycline】
プロスタグランジンの一種。プロスタグランジンI2。毛細血管から分泌され血小板の凝集を防止し、血管を拡張する抗血栓作用がある。
へいかつ‐きん【平滑筋】
筋肉の組織の一。横紋構造がみられず、心臓を除く内臓や血管などの壁をなす筋肉。不随意筋で、収縮の速度は遅い。内臓筋。⇔横紋筋。