きんにくない‐ちゅうしゃ【筋肉内注射】
筋肉内に薬液を注入すること。血管に富むので、吸収がよい。筋肉注射。筋注。
ぎ‐くう【偽腔】
動脈解離・大動脈解離で、本来の血流路である動脈内腔(真腔)とは別に、血管壁内に形成される血流路。
クインケ‐ふしゅ【クインケ浮腫】
⇒血管性浮腫
くもまくか‐しゅっけつ【蜘蛛膜下出血】
脳の血管が破れて蜘蛛膜と軟膜との間に出血した状態。脳卒中の一。突然、激しい頭痛・嘔吐(おうと)・痙攣(けいれん)などを起こし、意識障害をきたすこともある。
グラフト【graft】
1 園芸で、接ぎ木のこと。 2 医療で、移植治療に用いる皮膚・血管・骨・筋肉などの組織片のこと。
グリンパティック‐けい【グリンパティック系】
脳内でリンパ系と同様のはたらきをもつ循環システム。グリア細胞(神経膠細胞)が血管周囲に形成したパイプ状の構造に脳脊髄液を循環させ、脳内に蓄積した老廃物を除去する。覚醒時より睡眠時の方がより活動的...
けいけんわん‐しょうこうぐん【頸肩腕症候群】
首筋・肩・腕・指などが痛んだり、しびれたりする症状。頸部の脊椎の変形、胸郭出口の血管や神経の障害、一部の筋肉の酷使などさまざまな原因によって起こる。頸腕症候群。
けいどうみゃく‐きょうさくしょう【頸動脈狭窄症】
頸動脈の分岐部に動脈硬化が発生して血管の中が狭くなり、脳血流量の減少や脳梗塞の原因となる疾患。脳血流量が減少すると立ちくらみやめまいなど、脳梗塞を起こすと意識障害・言語障害・片麻痺・知覚傷害・視...
けっ‐かん【血管】
体内各部に血液を送る管。動脈・静脈・毛細血管に分けられる。
けっかん‐えん【血管炎】
血管壁に炎症が起こり、それによって出血や血流障害が生じ、さまざまな臓器に障害を引き起こす病気の総称。高安動脈炎・川崎病・ANCA関連血管炎・バージャー病など。