跡(あと)を絶(た)・ゆ
1 世間をのがれる。姿を隠す。「深き山に—・えたる人だにも」〈源・澪標〉 2 人の行き来や便りがとだえる。「雪深みみ山の道は晴れずともなほふみかよへあとたえずして」〈源・薄雲〉
鼬(いたち)の道(みち)
《イタチは通路を遮断されると、その道を二度と使わないという俗信から》行き来・交際・音信が絶えること。鼬の道切り。「どうなすったの、—はひどいわ」〈鴎外・心中〉
ウオーク‐スルー【walk-through】
1 立ちげいこ。 2 テレビ・映画などで、カメラなしのリハーサル。 3 屋根の高いワゴン車や RV車などで、車内を前後に行き来できるようにした設計。車外に出ないでも運転を交代したり、座席を変えた...
うち‐わた・る【打ち渡る】
[動ラ四] 1 橋や川を越えて向こう側へ行く。渡る。「瀬田の唐橋—・り、鏡の宿に着き給ふ」〈義経記・一〉 2 通る。行き来する。来る。「東の方より—・らせ給ひて、長押(なげし)におしかからせ給ひ...
おう‐かん【往還】
[名](スル) 1 道を行き来すること。往復。往来。「東京と大阪とを—する」 2 人などが行き来するための道。主要な道路。街道。「丘の下の—に出ると」〈寅彦・写生紀行〉
おう‐らい【往来】
[名](スル) 1 行ったり来たりすること。行き来。「車が激しく—する」 2 人や乗り物が行き来する場所。道路。「—で遊ぶ」 3 互いに行ったり来たりすること。交際。「足しげく—する間柄」 4 ...
おり‐のぼり【下り上り】
1 おりることと、のぼること。のぼりおり。 2 宮中に仕える人が出仕し、また退出すること。「局(つぼね)の—などにも」〈たまきはる〉 3 都と地方とを行き来すること。「売り買ひのため筑前へは毎年...
か‐かく【過客】
行き来する人。行き過ぎる人。旅人。「月日は百代(はくたい)の—にして、行きかふ年もまた旅人なり」〈奥の細道〉
かば‐しま【樺島】
長崎県南部、長崎半島の最先端にある島。長崎市に属する。面積2.4平方キロメートル、周囲7.5キロメートル。最高点は南端の行者(ぎょうじゃ)山(標高130メートル)。昭和61年(1986)、対岸の...
かよい【通い】
1 ㋐通うこと。行き来すること。「—の電車賃をもらう」「血の—がよくなる」 ㋑(「…がよい」の形で)名詞に付いて、一定の場所に定期的に、あるいは、頻繁に行き来することを表す。「塾—」「悪所—」 ...