かりさか‐とうげ【雁坂峠】
埼玉・山梨県境にある峠。標高2082メートル。秩父盆地と甲府盆地を結び、峠道は秩父往還または甲州裏街道とよばれ、江戸時代に多く利用された。
かわごえ‐かいどう【川越街道】
国道254号線の、東京都豊島区東池袋と埼玉県川越市新宿町の間における呼び名。江戸時代に中山道の板橋宿から分岐する脇街道として整備された。現在は東池袋が起点。
かわちながの【河内長野】
大阪府南東部の市。高野山へ至る街道の要地として発達。観心寺・金剛寺がある。爪楊枝(つまようじ)を特産。人口11.3万(2010)。
かんめ‐あらためしょ【貫目改所】
江戸幕府が、街道往来の荷物の重量を検査するためにおいた役所。東海道の品川・駿府(すんぷ)・草津、中山道の板橋・洗馬(せば)などに設置。
がい【街】
[音]ガイ(慣) カイ(漢) [訓]まち [学習漢字]4年 〈ガイ〉 1 町中を区切る通り。「街頭・街灯・街路」 2 町中の通りに面した一角。「花街・市街・官庁街・住宅街・商店街・繁華街」 ...
がい‐そん【街村】
街道に沿って帯状に発達した集落。宿場町・門前町など。
がき‐やみ【餓鬼病み】
食物がのどを通らないで、やせ細っていく病気。また、絶えず空腹感に苦しむ病気。「干鮭(からさけ)のやうな—」〈浄・車街道〉
がもう‐とうげ【蒲生峠】
兵庫・鳥取県境にある峠。標高335メートル。山陰街道の要地。長さ1745メートルの蒲生トンネルを国道9号線が走る。
きそ‐じ【木曽路】
中山道(なかせんどう)の、鳥居峠付近から馬籠(まごめ)峠に至る間をいう。奈良時代の初めに開かれ、江戸時代には贄川(にえかわ)宿から馬籠宿まで11宿が置かれた。木曽街道。 中山道の異称。木曽街道。
きた‐おろし【北下ろし/北颪】
冬、山から吹き下ろす北風。《季 冬》「街道や大樫垣の—/鬼城」