かき‐おこし【書(き)起(こ)し/描(き)起(こ)し】
1 書きだし。書きはじめ。起筆。 2 談話や講演などの内容を、文字で書き表すこと。文字起こし。 3 日本画で、絵の具で塗りつぶした下絵の線をなぞって、その上に線をはっきりとかき入れること。さらに...
かき‐こ・す【掻き越す】
[動サ四]後ろに垂れている髪を前方へ振りやる。「単衣に袴ばかりを着て、髪—・しなどするに」〈狭衣・一〉
かき‐そ【柿衣/柿麻】
1 柿の渋で染めた、赤茶色の衣服。江戸時代、酒屋の奉公人の仕着せに用いられた。かき。 2 柿の渋で染めた布の色。
かき‐つ・む【書き集む】
[動マ下二]書き集める。「年頃—・めさせ給ひける絵物語」〈栄花・衣の珠〉
かき‐な・でる【掻き撫でる】
[動ダ下一][文]かきな・づ[ダ下二] 1 弦楽器をならす。かきならす。「琴を—・でる」 2 手などでやさしくさする。「泣く泣く御衣着せ奉り、御髪(みぐし)—・で」〈平家・四〉
かき‐の‐ころも【柿の衣】
1 山伏などが着る柿色の衣。「皆—に笈(おひ)を掛け」〈太平記・五〉 2 「柿衣(かきそ)1」に同じ。
かき‐みだ・る【掻き乱る】
[動ラ四]心の平静や物事のまとまりが失われる。「いとど心のうちは—・りて」〈狭衣・四〉
[動ラ下二]「かきみだれる」の文語形。
かき‐もん【書(き)紋】
筆でかいた衣服の紋所。→染め抜き紋 →縫い紋
かぎ‐ざき【鉤裂き】
布や衣服がくぎなどにひっかかって鉤形に裂けること。また、その裂けきず。
かく‐い【客衣】
旅行用の衣服。旅衣(たびごろも)。きゃくい。