かおく‐だいちょう【家屋台帳】
家屋の現況を明らかにするために、所在・家屋番号・種類・面積・構造を登録していた公簿。昭和35年(1960)廃止され、現在は建物登記簿の表題部に表示されている。
かっか【閣下】
北条秀司の戯曲集。昭和15年(1940)刊。第4回新潮社文芸賞受賞。表題作のほか「高砂」「藤壺」などの作品を収める。
かな‐ばん【金版/金板】
《「かなはん」とも》書物の表紙や背に表題などを箔押しする際に使う、文字や図を彫刻した凸版。多くは真鍮(しんちゅう)製。
カナリヤのうたうひ【カナリヤの歌う日】
堤千代による少女向けの児童文学作品。同作を表題作とする作品集は昭和28年(1953)の刊行で、挿絵は山本サダによる。
がいこう‐せいしょ【外交青書】
日本外交の実態を明らかにし、国民の理解と関心を深めるために、外務省が毎年発行する文書。昭和32年(1957)の第1号刊行当時、英国議会の外交委員会報告書の表紙が青色であったことにならってこの名称...
がけのした【崖の下】
嘉村礒多の短編小説。昭和3年(1928)7月、「不同調」誌に発表。同作を表題作とする小説集は昭和5年(1930)刊行で、他に「業苦」「生別離」「父となる日」などの作品を収録。
が‐めい【画名】
1 絵画の表題。 2 画家としての名声。
きいろいねこ【黄色い猫】
吉行理恵の短編小説、および同作を表題作とする小説集。作品は「群像」誌、昭和63年(1988)11月号に掲載。作品集は翌年刊行で、第28回女流文学賞を受賞した。
きずついたやじゅう【傷ついた野獣】
伴野朗の短編推理小説、および同作を表題作とする小説集。作品は、昭和57年(1982)に「野性時代」誌に掲載。作品集は昭和58年(1983)の刊行で、ほかに「予定稿解除」「姿なき殺人鬼」など、全6...
キッチン
吉本ばななの短編小説。昭和62年(1987)、第6回海燕新人文学賞を受賞。同作を表題作とする小説集は、昭和63年(1988)刊行。処女小説集ながらベストセラーとなった。