い‐しん【移審】
上訴により、事件の係属関係が上級の裁判所へ移ること。
いたん‐しんもん【異端審問】
カトリック教会が、異端者の摘発と処罰のために行った裁判。13世紀にカタリ派に対して始められ、南ヨーロッパを中心に行われた。インクイジション。
いちざ‐かかり【一座掛】
江戸時代、幕府の評定所(ひょうじょうしょ)の全員が審理にあたった裁判。寺社・町・勘定の三奉行および大目付・目付で構成される。
いちぶ‐しっこうゆうよ【一部執行猶予】
裁判所が3年以下の懲役または禁錮を言い渡す場合に、刑の一部を執行し、残りの期間について執行を猶予できる制度。初めて実刑を受ける人や薬物使用者が対象。平成28年(2016)6月より導入。
いっかつ‐しんり【一括審理】
刑事裁判において同一の被告人に対して複数の事件が起訴されたときに、併合して審理すること。→区分審理
いっけん‐きろく【一件記録】
ある裁判事件のいっさいの記録をまとめてつづったもの。→訴訟記録
いっ‐しん【一審】
最初に訴訟を受理する裁判所(第一審裁判所)によって行われる審判。通常、簡易裁判所・地方裁判所の審判をいう。始審。→二審
いっぱん‐しょく【一般職】
1 企業で、主に一般業務に当たる職。原則として転勤はないが、昇進は限られる。→総合職 2 国家公務員・地方公務員において、国会議員・裁判官・国務大臣など特別職を除く一切の職。→特別職 3 平成2...
いっぴょう‐の‐かくさ【一票の格差】
選挙で、一人の議員が当選するために必要な得票数が選挙区によって異なること。そのため、有権者の一票の価値に格差が生じることをいう。→定数不均衡 [補説]選挙区の有権者数を議員定数で割った「議員一人...
いりょうかんさつ‐せいど【医療観察制度】
心神喪失や心神耗弱の状態で殺人・放火等の重大な他害行為を行った人の社会復帰を促進することを目的とする処遇制度。心神喪失者等医療観察法に基づいて、地方裁判所が入院・通院・退院を決定し、国が指定する...