イエスのすえ【イエスの裔】
柴田錬三郎の短編小説。昭和26年(1951)発表。同年、第26回直木賞受賞。
いん‐えい【胤裔】
血筋を引く者。子孫。後胤(こういん)。
えい【裔】
血筋の末。子孫。「大納言公時(きんとき)から二十一世の—で」〈魯庵・社会百面相〉
えい【裔】
[音]エイ(呉)(漢) [訓]すえ 1 遠い子孫。「後裔・神裔・苗裔・末裔・余裔」 2 遠い辺境。「四裔」 [補説]原義は、着物のすそ。
カインのまつえい【カインの末裔】
有島武郎の短編小説。大正6年(1917)発表。北海道の厳しい自然の中で転落していく粗野な農民、仁右衛門の姿を描く。
こう‐えい【後裔】
子孫。後胤(こういん)。「清和源氏の—」
し‐えい【四裔】
国の四方の果て。
しん‐えい【神裔】
1 神の子孫。 2 天皇家の血筋。皇族。
なぬしのすえ【名主の裔】
杉本章子の中編時代小説。「江戸名所図会」を著した斎藤家の9代目、斎藤月岑の目を通し、江戸から東京への時代の移り変わりを描く。同作を表題作とする小説集は昭和60年(1985)刊行。
びょう‐えい【苗裔】
遠い子孫。末孫。末裔。