かみ‐の‐みえざるて【神の見えざる手】
市場において、各個人の利己的な行動の集積が社会全体の利益をもたらすという調整機能。アダム=スミスが「国富論」で提唱した。見えざる手。→市場原理 [補説]神の見えざる手(invisible han...
ま‐みえ【目見え/見え】
まみえること。謁見(えっけん)。「昨日—に来たる女は全くの田舎ものとも見えず」〈鉄腸・花間鶯〉
ま‐み・える【見える】
[動ア下一][文]まみ・ゆ[ヤ下二]《「みえる」は見られるの意で、相手から見られるというところから》 1 「会う」の意の謙譲語。お目にかかる。「主君に—・える」 2 顔を合わせる。対面する。「両...
みえ【見え/見栄/見得】
《動詞「みえる」の連用形から。「見栄」「見得」は当て字》 1 見た目。外観。みば。「—を飾る」 2 (見栄)見た目の姿を意識して、実際以上によく見せようとする態度。「—で英字新聞を読む」 3 (...
みえ‐あ・う【見え逢ふ】
[動ハ四]出会って見る。出会う。「うれしく—・ひたり」〈発心集〉
みえ‐かえ・る【見え返る】
[動ラ四]繰り返し見える。いく度も見える。「ぬばたまの夜を長みかも我が背子が夢(いめ)に夢にし—・るらむ」〈万・二八九〇〉
みえ‐かわ・す【見え交はす】
[動サ四]互いに相手に見られる。見交わす。対面する。「対の上は、まほならねど—・し給ひて」〈源・若菜上〉
みえ‐がくれ【見え隠れ】
[名](スル) 1 《「みえかくれ」とも》見えたり隠れたりすること。「車窓に—する海岸」 2 建築部材で、隠れていて見えない所。
みえ‐ぐる・し【見え苦し】
[形シク]見られることで気がひける。見られるのが心苦しい。「すずろに—・しう、恥づかしくて」〈源・東屋〉
みえ‐けし【見え消し】
「見せ消(け)ち」に同じ。