と‐か
[連語] 《格助詞「と」+副助詞「か」》はっきりしない事柄を指示する意を表す。「家族が病気だ—で困っているらしい」 [補説]中世以前の「とか」は、「か」を係助詞として扱うのが普通。 《並立助...
時(とき)分(わ)か◦ず
季節の区別がない。四季に関係ない。いつの時季でも。「湯の原に鳴く葦田鶴(あしたづ)は我(あ)がごとく妹(いも)に恋ふれや—◦ず鳴く」〈万・九六一〉 「—◦ず降れる雪かと見るまでに垣根もたわに咲け...
とこよ‐もの【常世物】
《常世の国2から田道間守(たじまもり)が持ち帰ったと伝えられるところから》橘(たちばな)の古名。「—この橘のいや照りにわご大君は今も見るごと」〈万・四〇六三〉
ところが
[接]《接続助詞「ところが」から》前の事柄から予想されるものと相反する内容を導く。そうであるのに。しかるに。「評判はあまりよくなかったんだ。—見ると聞くとでは大違いだったよ」
と‐し【妬視】
[名](スル)ねたんで見ること。嫉視(しっし)。
とど
[名] 1 最も成長した段階のボラ。 2 最後。限度。「全体土間も六人—で見るといいけれど」〈滑・客者評判記〉 [副]《「とどのつまり」の略》結局。しまいに。「二三の問答があって、—僕が狩野...
と‐はい【徒輩】
やから。ともがら。「学識経験未だ見るに足らざる—に過ぎず」〈雪嶺・偽悪醜日本人〉
トライアウト【tryout】
1 演技・スポーツなどで、適性を判断するための実技試験。また、プロ野球の入団テスト。 2 演劇などで、本公演の前に観客の反応を見るために行う試験公演。
とり‐おろ・す【取(り)下ろす】
[動サ五(四)] 1 上にあるものを取って下に置く。「棚から品物を—・す」 2 貴人の前から物を下げる。「さらば、(オ膳カラ)—・して…とてまかなひ騒ぐほどに」〈枕・九九〉 3 垂れ下がった髪の...
とり‐どころ【取(り)所】
1 取り立てていうだけの価値のある点。長所。とりえ。「此徳川政府を見ると殆んど—のない有様で」〈福沢・福翁自伝〉 2 器物の取っ手。柄(え)。「—には、女の一人若菜摘みたる形を作りたり」〈宇津保...