めろ‐めろ
[副] 1 炎が燃え上がるさま。めらめら。「それが黒い趾を残して—と燃え拡がるのを見るのが」〈長塚・土〉 2 いくじなく泣くさま。めそめそ。「ええ、—とほえづら、こりゃ勘平が武士はすたったわや...
目(め)を極(きわ)・む
目の届くかぎり遠方を見る。「あかねさしいはとの山も見えぬべく—・めてもてれる夏かな」〈曽丹集〉
目(め)を配(くば)・る
注意してあちこちを見る。「周囲に—・る」
目(め)を曝(さら)・す
すみずみまで見る。また、じっと見る。「書面の筆跡に—・す」
目(め)を据(す)・える
目の玉を動かさないで一点をじっと見る。「—・えてにらみつける」
目(め)を注(そそ)・ぐ
注意して見る。注目する。「有望新人に—・ぐ」
目(め)を側(そば)・める
憎しみや恐れのために正視できず横目で見る。「二人は逸早く—・めて紳士の風采を視たり」〈紅葉・金色夜叉〉
目(め)を立(た)・てる
1 のこぎり・やすりなどの磨滅して鈍くなった目をといで鋭くする。 2 編み物で、編み始めの目をつくる。 3 注意して見る。「若やかなる殿上人などは—・てて気色ばむ」〈源・蛍〉
目(め)を通(とお)・す
ひととおり見る。通覧する。「朝刊にざっと—・す」
目(め)を留(と)・める
注意して見る。「挙動不審な人物に—・める」