こう‐ふん【公憤】
社会の悪に対して、自分の利害をこえて感じる憤り。「—を覚える」⇔私憤。
こ‐かんじゃ【小冠者】
元服したばかりの若者。「年ごろ十七八かと覚え候ふ—」〈義経記・二〉
こ‐きゅう【呼吸】
[名](スル) 1 息を吸ったり吐いたりすること。「—を整える」「荒々しく—する」 2 共に動作をするときの互いの調子。息。「二人の—が合う」「阿吽(あうん)の—」 3 物事をうまく行う微妙な調...
こく【轂】
車のこしき。車轂。「—相撃ちては砕けぬべきをも覚えざるは」〈紅葉・金色夜叉〉
ここの‐しな【九品】
《「九品(くほん)」を訓読みにした語》「くほん(九品)」に同じ。「—の上に昇り給ひぬる嬉しさも覚えず」〈浜松・四〉
こころ‐おぼえ【心覚え】
1 心の中に覚えていること。「そのことについては全く—がない」 2 忘れないための控えやしるし。メモ。「—に赤丸をつける」
こころ‐だましい【心魂】
1 正常な心の働き。正気。「—惑(まど)ひて、よろづのこと覚え給はず」〈宇津保・忠こそ〉 2 思慮才覚。才能。「かたちとても人にも似ず、—もあるにもあらで」〈かげろふ・上〉
心(こころ)に留(と)・める
心にしっかり覚えておく。「恩師の言葉を—・める」
心(こころ)にもな・い
1 本心ではない。不本意である。「—・いお世辞」「つい、—・く言い過ぎた」 2 身に覚えのない。思いもよらない。「—・いことで責められる」「—・き事にうたがはれぬ」〈浮・織留・三〉
こころ‐むき【心向き】
「心向け」に同じ。「鹿毛(かげ)なる馬のならびなき逸物(いちもつ)、乗り走り、—、又あるべしとも覚えず」〈平家・四〉