きき‐おぼえ【聞(き)覚え】
1 以前に聞いた記憶があること。「—のある声」 2 聞いて覚えること。また、その事柄。耳学問。「—の英語」
きき‐おぼ・える【聞(き)覚える】
[動ア下一][文]ききおぼ・ゆ[ヤ下二] 1 以前に聞いて記憶している。「その話なら—・えている」 2 何度も聞いているうちに自然と覚える。「テレビで—・えた歌」
ききとり‐がくもん【聞(き)取り学問】
人から聞いたままを覚えているだけの学問。耳学問。
きき‐と・る【聞(き)取る/聴(き)取る】
[動ラ五(四)] 1 音声・言葉をはっきりととらえ、その内容を理解する。「早口の英語でよく—・ることができない」 2 詳しく話を聞く。「関係者から当時の状況を—・る」 3 聞いて心にとめる。聞い...
きざみ‐つ・ける【刻み付ける】
[動カ下一][文]きざみつ・く[カ下二] 1 刃物で刻んで物に跡をつける。彫りつける。「柱に名前を—・ける」 2 忘れないように、しっかりと覚えこむ。心に強く印象づける。「幼心に—・けられた光景」
きし‐かん【既視感】
1 一度も見たことがないのに、すでにどこかで見たことがあるように感じられること。デジャビュ。 2 (1の誤用から)過去にどこかで見た覚えがあること。「—のあるデザイン」
きまり‐じ【決(ま)り字】
カルタで、取り札を特定できる文字。読み札の一字目で特定できるものを一字決まり、二字目のものを二字決まりなどという。定まり字。 [補説]小倉百人一首の一字決まりは7首あり、一般に「むすめふさほせ」...
き‐めい【記銘】
記憶の第一段階。新しい経験を受け入れ、それを覚え込むこと。
きめい‐りょく【記銘力】
新しく体験したことを覚える能力。過去に体験したことを保持する能力を記憶力というのに対していう。
きめいりょく‐しょうがい【記銘力障害】
新しく体験したことを覚えておくことができなくなる障害。重度な場合、数秒あるいは数分前のことを記憶にとどめられなくなる。精神遅滞・認知症・意識障害・コルサコフ症候群などで生じる。→記憶障害