せい‐らん【清覧】
手紙文などで、相手が見ることを敬っていう語。高覧。「御—いただければ幸いです」
せい‐らん【聖覧】
天子が見ること。天覧。叡覧(えいらん)。
せんがくそうらんじょう【仙覚奏覧状】
万葉集の研究書。1巻。仙覚著。建長5年(1253)後嵯峨院に奉った奏覧状を中心に、無点歌152首に新点を加え、万葉集の歌体や訓点などについて述べたもの。
そう‐らん【奏覧】
[名](スル)天子に奏上して御覧に入れること。
そう‐らん【総覧/綜覧】
[名](スル) 1 全体にわたって目を通すこと。「紳士録を—する」 2 関係事項をまとめて、全体を見通せるようにした書物。「文化史—」
それ御覧(ごらん)
「それ見ろ」「それ見たことか」を穏やかにいった言葉。「—、切符は売り切れてたでしょ」
そん‐らん【尊覧】
他人を敬って、その人が見ることをいう語。高覧。
たいていごらん【大抵御覧】
江戸後期の洒落本。1冊。朱楽菅江(あけらかんこう)作。安永8年(1779)刊。当時の江戸の新名所三景を背景にその賑わいを描く。書名は、中国宋代の類書「太平御覧(たいへいぎょらん)」のもじり。
たいへいぎょらん【太平御覧】
中国宋代の類書。1000巻。太宗の命で李昉(りぼう)らが編集。983年(太平興国8年)成立。55門に分かれ、現在伝わらない書を含め1690種の文献を引用し、項目別に分類したもの。
たい‐らん【台覧】
皇族など高貴な人が見ること。