おも‐かげ【面影／俤】
１ 記憶によって心に思い浮かべる顔や姿。「亡き人の—をしのぶ」 ２ あるものを思い起こさせる顔つき・ようす。「目もとに父親の—がある」「古都の—は今やない」 ３ 実際には存在しないのに見えるよう...
おも‐ざし【面差（し）】
顔つき。顔だち。面だち。「母親に似た—」
おもて‐つき【表付き】
１ 建物の正面。「銀座通りに面した—とはちがって」〈荷風・つゆのあとさき〉 ２ 雪駄などで、畳表のついたもの。 ３ 外見。みてくれ。「内証はともあれ、—のよい、親にかかりの息子には」〈浮・禁短気・六〉
面(おもて)を起(お)こ・す
面目をほどこす。名誉をあげる。「よき女子(むすめご)は、親の面をも起こすものにはあらずや」〈宇津保・国譲中〉
面(おもて)を伏(ふ)・す
面目を失う。名誉を傷つける。「亡き親の—・せ、影を恥づかしむるたぐひ」〈源・若菜上〉
お‐もと【御許】
［名］ １ 女性が使う脇付(わきづけ)の一。おんもと。 ２ 御座所。また、貴人のおそば。「—にさぶらふ人の中に、内侍仕うまつるべき人はありや」〈宇津保・内侍督〉 ３ 「御許人(おもとびと)」の...
オモニ
《(朝鮮語)》母。母親。⇔アボジ。
おもわ‐ず【思わず】
［副］ １ そのつもりではないのに。考えもなく。無意識に。「—かっとなる」「うれしくて—跳び上がる」 ２ 思いがけず。意外なことに。「四鳥の塒(ねぐら)に親と子の、—帰り逢ひながら」〈謡・雲雀...
おや【親／祖】
１ （親）子を生んだ人。父と母の総称。また、その一方。養父母などにもいう。また、人間以外の動物にもいう。「実の—」⇔子。 ２ （親）同類を増やすもとになるもの。「サトイモの—」「—木」⇔子。 ３...
おや‐おもい【親思い】
［名・形動］親のことをいつも気遣って、大切にすること。また、そのさまや、そういう人。「—な娘」
