ちくり
[副] 1 針のように先のとがったもので刺すさま。また、そのような痛みを感じるさま。「蜂が—と刺す」「首筋が—とする」 2 人の心を刺激するような物言いをするさま。「—といやみを言う」
ちくり‐ちくり
[副]針などで続けて皮膚を刺したり突いたりするさま。また、言行が何度も人を刺激するさま。「あちこち—(と)さす」「—(と)皮肉を言う」
ちち‐くさ・い【乳臭い】
[形][文]ちちくさ・し[ク] 1 乳のにおいがする。ちくさい。「—・い赤ん坊」 2 考え方などが幼稚で未熟である。子供っぽい。ちくさい。「—・いことを言う」「—・い青二才」
ちと‐かん【些勧】
[連語]《「ちと」は少しの意。「かん」は「かんじん(勧進)」の略》勧進比丘尼(びくに)が喜捨を乞うときに言う語。ちとかんじん。「—、観ずれば夢の世や」〈浄・歌念仏〉
ちなみ‐に【因みに】
[接]前に述べた事柄に、あとから簡単な補足などを付け加えるときに用いる。ついでに言うと。「—、新郎と新婦は幼いころからのお知り合いです」 [補説]あとに「言う」などの動詞を伴って「ちなみに言えば...
ちびり
[副]物事を少しだけするさま。特に、酒を少しだけ飲むさまに言う。「—と飲んでは杯を置く」
ちびり‐ちびり
[副]「ちびちび」に同じ。「コップ酒を—(と)やる」「いやみを—(と)言う」
ちゃ‐ちゃ【茶茶】
1 他人の話に割り込んで言う、ひやかしや冗談。「まじめな相談に—が入る」 2 《近世上方女性語》茶のこと。「もしお入りなされ。—上がってお出(いで)んかいな」〈滑・膝栗毛・六〉
ちゃら
1 口から出まかせを言うこと。でたらめ。ちゃらくら。「—を言う」 2 貸し借りをなしにすること。差し引きゼロ。帳消し。「—にする」 3 なかったことにすること。「話を—にする」
ちゃら‐か・す
[動サ四]でまかせを言う。また、冗談を言ってからかう。ちゃかす。「きついしゃれさなどと—・しても」〈洒・辰巳婦言〉