ふく【輻】
[音]フク(呉)(漢) [訓]や 1 車のや。スポーク。「車輻」 2 車のやのように一か所に集まる。「輻湊(ふくそう)」
ふく【馥】
[音]フク(漢) [訓]かおり かんばしい。ゆたかな香り。「馥郁(ふくいく)」
ふくおうひゃくわ【福翁百話】
福沢諭吉の随筆。明治30年(1897)刊。人生論・経済論・政治論・処世訓・宗教論など多方面の問題を社会改良の立場から説いたもの。
ふく‐さ【袱紗/服紗/帛紗】
1 儀礼用の方形の絹布。絹・縮緬(ちりめん)などで一重または二重に作り、無地やめでたい柄・刺繍(ししゅう)を施したもの。進物の上に掛けたり、物を包んだりするのに用いる。掛け袱紗。包み袱紗。 2 ...
ふつ【弗】
[音]フツ(漢) [訓]ドル 〈フツ〉元素の名。弗素。「弗化」
〈ドル〉米国などの貨幣単位。「弗箱(ドルばこ)」
ふつ【払〔拂〕】
[常用漢字] [音]フツ(漢) ホツ(呉) [訓]はらう 1 はらいのける。はらう。「払拭(ふっしょく)・払底」 2 やみをはらうように空が明ける。「払暁」 [難読]秉払(ひんほつ)・払子(ほっす)
ふつ【沸】
[常用漢字] [音]フツ(慣) [訓]わく わかす 1 水が煮え立つ。「沸点・沸騰・沸沸/煮沸・鼎沸(ていふつ)」 2 わき出る。「沸沸」
ふつ【祓】
[音]フツ(漢) [訓]はらう はらえ 神に祈って、災いを払いのける。おはらい。「祓除/修祓」
ふで‐の‐うみ【筆の海】
《「筆海(ひっかい)」の訓読み》 1 硯(すずり)の異称。 2 書き記したもの。また、書いたものが多いことのたとえ。「ことばの園に遊び、—をくみても」〈新古今・仮名序〉
舟(ふね)覆(くつがえ)りて乃(すなわ)ち善(よ)く游(およ)ぐを見(み)る
《「淮南子(えなんじ)」説林訓から》舟がひっくり返って初めて誰が泳ぎの名人かがわかる。平時には気づかなかった人の才能が、非常時になるとわかることのたとえ。