ことしろぬし‐の‐かみ【事代主神】
出雲神話の神。大国主命の子。国譲りに際して父に国土の献上を勧めた。壬申(じんしん)の乱のとき、高市県主許梅(たけちのあがたぬしこめ)に神懸かりして託宣した話が、日本書紀にみえる。
ご‐たく【御託】
《「御託宣」の略》自分勝手なことを、もったいぶってくどくど言うこと。偉そうに言いたてること。また、その言葉。「—を並べる」
ご‐たくせん【御託宣】
1 「託宣」を敬っていう語。神のお告げ。ありがたい仰せ。「権現様の—」 2 人の下した判断や命令を、冷やかしの気持ちを込めていう語。「会長の—とあらば従わざるをえない」
さんしゃ‐たくせん【三社託宣】
天照大神・八幡大菩薩・春日大明神の託宣を一幅に書いたもの。信仰の対象として、室町時代から江戸時代末まで、吉田神道の発展に伴い広く流布した。神道家の偽作といわれる。
しん‐たく【神託】
神が自分の判断や意志を巫女(みこ)などの仲介者、あるいは夢・占いなどによって知らせること。神のお告げ。託宣。「—が下る」
せん【宣】
[音]セン(呉)(漢) [訓]のべる のる のたまう [学習漢字]6年 1 広く意向を述べ伝える。「宣言・宣告・宣誓」 2 広く行き渡らせる。「宣教・宣伝・宣揚」 3 天子や神が意向を述べる。「...
せん‐たく【宣託】
「託宣」に同じ。
たく【託】
[常用漢字] [音]タク(呉)(漢) [訓]かこつける かこつ ことづける 1 他にあずける。ゆだねる。「託送・託児所/依託・委託・寄託・供託・結託・受託・嘱託・信託・請託・負託」 2 他の事に...
たく‐せん【託宣】
[名](スル)神仏が人にのりうつったり夢の中に現れたりして、その意志を告げること。また、そのお告げ。神託。→御託宣(ごたくせん)
つげ【告げ】
告げること。知らせること。また、その言葉。特に、神仏からの知らせ。託宣。→お告げ