ふど‐き【風土記】
地方別にその風土・文化その他について記した書物。 奈良時代の地誌。和銅6年(713)元明天皇の詔により、諸国の産物・地形・古伝説や地名の由来などを記して撰進させたもの。現存するのは、完本の出...
ふりょき【俘虜記】
大岡昇平の小説。太平洋戦争中にミンドロ島で米軍捕虜となった経験をもとに書かれたもの。昭和23年(1948)発表の短編小説にはじまる数点の連作をまとめ、昭和27年(1952)に「合本俘虜記」として...
ぶっ‐き【仏記】
仏語。仏の予言。仏が、未来の出来事や弟子の未来の果報について予言すること。
ぶっこくき【仏国記】
中国の旅行記。1巻。東晋の僧の法顕著。仏教研究のため西域を経てインドを旅行したときの見聞録で、5世紀初めの各地を知る貴重な資料。法顕伝。
ぶどうでんらいき【武道伝来記】
浮世草子。8巻。井原西鶴作。貞享4年(1687)刊。諸国の敵討ち32話を集めたもの。 海音寺潮五郎の歴史小説。昭和11年(1936)発表。同年、「天正女合戦」とともに第3回直木賞受賞。
ぶんこうにっき【分校日記】
三好京三の小説集。昭和52年(1977)刊行。「峠の声」「白樺分校」「雪の長持唄」を収録。
ぶんごふどき【豊後風土記】
奈良時代の豊後国の地誌。1巻。和銅6年(713)の詔により撰進された風土記の一。抄出本のみ現存。豊後国風土記。
ぶんめいいっとうき【文明一統記】
室町中期の政論書。1巻。一条兼良著。成立年未詳。将軍足利義尚(あしかがよしひさ)の求めに応じて政道を論じたもの。
へい‐き【併記】
[名](スル)並べて書くこと。あわせて書き記すこと。「新旧の住所を—する」
ヘンリーライクロフトのしき【ヘンリー・ライクロフトの私記】
《原題The Private Papers of Henry Ryecroft》ギッシングの自伝的随筆集。1903年刊。著者自身を投影したヘンリー=ライクロフトという架空の人物による随筆の体裁を...