わ‐めい【和名】
1 「わみょう(和名)」に同じ。 2 動植物のラテン語による学名に対して、日本での呼び名。片仮名で表記する。日本名。
わ‐よ【和与】
1 中世の訴訟解決法の一。幕府の裁決に至る以前に訴訟の当事者間で和解すること。和談。 2 中世、相続人または他人に対する無償譲与。 3 折り合いをつけること。「—して命は生きたれども」〈盛衰記・三七〉
わよ‐じょう【和与状】
中世、訴訟当事者間で和解が成立した場合、その条件などを記して作成した文書。
わらべ【童】
《「わらんべ」の撥音の無表記から》子供。児童。わらわ。
わらわ【童】
1 束ねないで、垂らしたままの髪。童形の髪。また、そうした10歳前後の子供。童児。また、童女。わらべ。「清げなる—(=童女)などあまたいで来て」〈源・若紫〉 2 使い走りの子供。召使い。「例の御...
わらわ・し【笑はし】
[形シク]《動詞「わら(笑)う」の形容詞化》おかしい。笑いたくてたまらない。「説法しすましたりと—・しくぞ思はれける」〈盛衰記・一一〉
わらわ‐な【童名】
元服以前の名。子供のときの名。幼名。「いまだ—にて候と」〈義経記〉
藁(わら)を焚(た)・く
1 そそのかす。たきつける。「うそをまことにとりなして、—・いたる科(とが)により」〈浮・元禄大平記〉 2 そしる。中傷する。「孔子のやうな人柄さへ、列子、荘子は—・く」〈浮・風流源氏〉
わらんべぐさ【わらんべ草】
江戸前期の狂言論。大蔵虎明(おおくらとらあきら)著。万治3年(1660)成立。狂言に関する作法や演技の心得、能楽一般の故事などを、子孫のために書き記したもの。
わりびき‐けん【割引券】
決められた価格や料金の何割かを差し引く旨を記した券。