なるべし【南留別志】
江戸中期の随筆。5巻。荻生徂徠著。元文元年(1736)刊。四百余の名称の語源を挙げ、転訛(てんか)を正そうとしたもの。題名は、各条末に「なるべし」を用いていることによる。
はったい【糗/麨】
大麦をいって焦がし、ひいて粉にしたもの。砂糖を加えたり、湯で練ったりして食べ、また干菓子の材料とする。麦こがし。香煎(こうせん)。はったい粉。《季 夏》「—にわすれてゐたる訛(なまり)かな/楸邨」
ばく‐ざつ【駁雑】
[名・形動]入りまじって純一でないこと。また、そのさま。雑駁(ざっぱく)。「書生社会に行わるる—なる転訛方語(なまりことば)」〈逍遥・当世書生気質〉
フランスビル【Franceville】
ガボン東部の都市。オートオゴウエ州の州都。旧称マスク。トランスガボン鉄道によりギニア湾に面する港湾都市オウェンドと結ばれる。建設当初、「解放奴隷の町」を意味するフランシュビルと呼ばれていたが、の...
ペテガリ‐だけ【ペテガリ岳】
北海道中南部、日高山脈にある山。標高1736メートル。急斜面のある独立峰として日高山脈随一の名山。 [補説]語源は、「ペツ・エ・カリ」(川が・そこで・曲がる)が転訛したともいわれる。
よこ‐ぐわえ【横銜え】
1 口の横でくわえること。また、横にしてくわえること。「パイプを—にする」 2 物事の一部分を聞いて知っていること。なまかじり。「居ながら海外万里の情を、…東訛りの—」〈魯文・西洋道中膝栗毛〉
よしのみくまり‐じんじゃ【吉野水分神社】
奈良県吉野郡吉野町吉野山にある神社。主神は天水分命(あまのみくまりのみこと)。本来は水の分配をつかさどる神だが、「みくまり」が訛(なま)って「みこもり(御子守)」となり、子守・子授けの神として祭...
リーム【ream】
欧米で、紙を数える単位。1リームは全紙480枚。日本の連(れん)はリームの訛り。→連