ろう【浪】
[常用漢字] [音]ロウ(ラウ)(呉)(漢) [訓]なみ 1 なみ。「逆浪・激浪・蒼浪(そうろう)・波浪・風浪」 2 波のように移ろい定まらない。「浪士・浪人・浪浪/浮浪・放浪・流浪」 3 とり...
ろう‐さく【労作】
[名](スル) 1 骨を折って働くこと。労働。「職事を学習し、—し」〈中村訳・西国立志編〉 2 苦心して作り上げた作品。「10年を費やした—」
ろう‐せい【老成】
[名・形動](スル) 1 年をとり経験を積んで、熟達していること。また、そのさま。「大家の—した文章」「此—なる代言人は、生来冷淡で」〈若松訳・小公子〉 2 年齢のわりにおとなびていること。「若...
ろう‐だい【老大】
[名・形動]年をとっていること。また、その人や、そのさま。「縦令君、—なるも」〈織田訳・花柳春話〉
ろかい【蘆薈】
アロエのこと。 [補説]アロエの音訳「蘆薈(ろえ)」を音で呼んだもの。
ろく・する【勒する】
[動サ変][文]ろく・す[サ変] 1 ととのえる。統御する。「部下の兵を—・するとすぐに」〈中島敦・李陵〉 2 彫る。刻む。また、書きとどめる。「大石に労績を—・せらるるの人」〈中村訳・西国立志編〉
ろくや‐おん【鹿野苑/鹿野園】
《(梵)Mṛgadāvaの訳》中インドの波羅奈国にあった林園。釈迦が悟りを開いてのち初めて説法し、五人の比丘(びく)を導いた所。現在のバラナシ北郊のサールナートにあたる。鹿苑。鹿(しか)の苑(その)。
ロダンのことば【ロダンの言葉】
彫刻家ロダンの名言集。高村光太郎訳。大正5年(1916)刊。続編「続ロダンの言葉」は大正9年(1920)刊。
ろっぽうらいきょう【六方礼経】
原始経典。1巻。中国後漢の安世高訳。バラモンの子尸迦羅越(しからおつ)が父の遺命により六方を礼拝していたところ、その姿を見た釈迦が、六方に父母・妻子・師匠・朋友・沙門・奴僕傭人を配して礼拝するよ...
ロビンソンひょうりゅうき【魯敏孫漂流記】
デフォーの長編小説「ロビンソンクルーソー」を、明治16年(1883)に井上勤が翻訳した際の題名。絶世奇談魯敏孫漂流記。