く‐もん【公文】
1 律令時代の公文書(こうぶんしょ)の総称。諸国から中央政府に出した大計帳・正税帳・朝集帳・調庸帳を特に四度(しど)の公文という。 2 中世、荘園の文書の取り扱い、年貢の徴収などをつかさどった荘...
クラス‐アクション【class action】
ある行為や事件から多数の者が同じような被害を受けたとき、一部の被害者が全体を代表して訴訟を起こすことを認める制度。米国で採用されている。集団訴訟。
ぐうはつ‐さいむ【偶発債務】
現在は実際の債務ではないが、将来一定の条件が発生したとき、負わなければならない潜在的な債務。手形割引による償還義務、債務保証、係争中の訴訟による賠償義務、販売商品に対する保証など。
ぐ‐しょ【具書】
中世、訴訟に際し、原告・被告が訴状・陳状のそれぞれに添えて提出した証拠書類。
けいあん【桂庵/慶庵/慶安】
1 縁談や訴訟の仲立ちをする人。また、雇い人・奉公人の斡旋(あっせん)を職業とする人。口入れ屋。「銀子は或日また浅草の—を訪れた」〈秋声・縮図〉 2 お世辞。追従(ついしょう)。また、それを言う...
けいしき‐ほう【形式法】
民法・刑法などの実体法を運用する手続きを規定している法規。民事訴訟法・刑事訴訟法など。手続法。
けいじさいばん‐けん【刑事裁判権】
刑事事件についての国の裁判権。犯罪事実を確定し、科すべき刑罰を定める権限。日本では、天皇・摂政・治外法権を有する者、国外にいる者には行使できない。→民事裁判権 →刑事訴訟
けいじ‐しせつ【刑事施設】
自由刑(懲役・禁錮・拘留)の受刑者、刑事訴訟法の規定により逮捕留置・勾留される被疑者・被告人、死刑確定者などを収容する施設。刑務所・少年刑務所・拘置所の総称。 [補説]旧監獄法では「監獄」と呼称...
けいじ‐そしょう【刑事訴訟】
犯罪を認定して刑罰を科するための訴訟手続き。刑訴。→民事訴訟
けいじそしょう‐きそく【刑事訴訟規則】
刑事訴訟の実務的手続きについて、最高裁判所が定めた規則。昭和23年(1948)制定。最高裁判所規則の一つ。→民事訴訟規則