かいがらついほう【貝殻追放】
水上滝太郎の評論・随筆集。大正9年(1920)から昭和8年(1933)にかけて全5冊を刊行。
かいこうろく【回光録】
綱島梁川(つなしまりょうせん)の評論集。明治40年(1907)刊。「病間録」の続編にあたり、宗教的評論を収める。
かい‐ちょう【快暢】
[名・形動]調子がよく、のびのびしていること。また、そのさま。「どんなに—な脳髄の人でも」〈漱石・文学評論〉
かいほうのげいじゅつ【解放の芸術】
文芸評論家、青野季吉の第1評論集。大正15年(1926)刊。
かげとこうい【影と行為】
《原題Shadow and Act》米国の小説家エリソンの評論集。1964年刊。自身の生い立ち、人種問題などを論じる。
かげとこえ【影と声】
阿部次郎、安倍能成、小宮豊隆、森田草平の共著による評論集。明治44年(1911)刊。
か‐し【歌誌】
短歌作品や、短歌に関する評論・研究などを載せた雑誌。短歌雑誌。
かつなんぶんしゅう【羯南文集】
陸羯南の評論集。梶井盛編。明治43年(1910)刊。日刊紙「日本」に掲載された論文を集めたもの。
かつなんぶんろく【羯南文録】
陸羯南の評論集。鈴木虎雄編。昭和8年(1933)刊。自費出版の非売品で、のちに日刊紙「日本」掲載社説70編あまりを補録として追加し、大日社から昭和13年(1938)に出版。
かながきのうた【かな書きの詩】
平井照敏の評論。副題「蕪村と現代俳句」。昭和62年(1987)刊行。第5回俳人協会評論賞を受賞。