エミールとたんていたち【エミールと探偵たち】
《原題、(ドイツ)Emil und die Detektive》ドイツの詩人・小説家、ケストナーによる児童文学作品。1929年刊行。ノイシュタットからベルリンの祖母の家を訪ねる途中の列車で金をす...
エルネスト【(イタリア)Ernesto】
イタリアの詩人、サーバによる自伝的小説。著者晩年にあたる1950年代に着手されたが未完。没後の1975年に刊行。
エルメティズモ【(イタリア)ermetismo】
第一次大戦後のイタリアで主流を占めた詩派。マラルメやバレリーといったフランス象徴詩の影響を受けて成立。言葉から政治・歴史などの非詩的要素を排除し、純粋に言葉そのものの持つ力を表現することを目指し...
エレゲイア【(ギリシャ)elegeia】
ヘクサメーター(六韻律)にペンタメーター(五韻律)の一行を加えた二行単位のギリシャの詩型。笛の伴奏によって歌い、のちエレジーに変化。
エロディアード【(フランス)Hérodiade】
マラルメによる未完の詩の草稿群。1860年代半ばから断続的に書き進められたが、著者のその他の作品群同様、完成には至らなかった。生前に発表されたのは「舞台」のみ。 マスネー作曲のオペラ。全4幕...
えんぎししゅう【縁起詩集】
カリマコスの詩集「アイティア」の別邦題。
エン‐サガ【(スウェーデン)En saga】
シベリウスの交響詩。1892年作曲。題名は北欧神話の「サーガ」に由来すると考えられている。作曲者自身の指揮によりヘルシンキで初演。別邦題「伝説」。
えん‐ざん【鉛槧】
詩文を書くこと。文筆に携わること。 [補説]「鉛」は鉛粉、または胡粉(ごふん)。「槧」は薄く削って字を書いた木の板。昔、中国で、「槧」に「鉛」で文字を書いたり塗り消したりしたことに基づく。
えんぜつか【演説家】
《原題The Orators》オーデンの詩集。1932年刊行。著者の英国在住時代の代表作。別邦題「演説家たち」「演説者たち」。
エンディミオン
《Endymiōn》ギリシャ神話で、月の女神セレネに愛された羊飼いの美少年。不老不死の永遠の眠りを与えられた。エンデュミオン。 《原題Endymion》キーツによる長編の物語詩。1818年刊...