きょう‐わく【誑惑】
[名](スル)人をだまし惑わすこと。「平和の虚名に—せられて」〈竜渓・経国美談〉
たぶら‐か・す【誑かす】
[動サ五(四)]だまして惑わす。人をあざむく。「言葉たくみに—・される」
たぶろ‐か・す【誑かす】
[動サ四]「たぶらかす」に同じ。「人の心—・して」〈源・柏木〉
たらか・す【誑かす】
[動サ五(四)]だます。たぶらかす。「鼻毛をよまれ魂魄を—・されて」〈露伴・いさなとり〉
たらし【誑し】
だますこと。あざむくこと。また、その人。「女—」「今の奴めは、—めにてありけるぞや」〈虎明狂・粟田口〉
たらし‐こ・む【誑し込む】
[動マ五(四)]だまして自分の思うようにする。「甘い言葉で—・む」
たら・す【誑す/蕩す】
[動サ五(四)] 1 ことば巧みにだます。たぶらかす。「女を—・すことがお上手ですのね」〈木下尚江・良人の自白〉 2 子供などをなだめすかす。「泣く子を—・し」〈浮・一代男・四〉