かい【諧】
[常用漢字] [音]カイ(漢) 1 調和する。やわらぐ。「諧声・諧調・諧和/和諧」 2 冗談。ユーモア。「諧謔(かいぎゃく)/俳諧」 [名のり]なリ・ゆき
かい‐かい【詼諧】
こっけいな言動をしてふざけること。おどけ。諧謔(かいぎゃく)。「目前の滑稽に、僕が拙作の—を潤色なしたれば」〈魯文・西洋道中膝栗毛〉
てんぐ‐はいかい【天狗俳諧】
俳諧で、上5字・中7字・下5字を三人がそれぞれ無関係に作り、それを組み合わせて1句とし、偶然に句意が通ったりおかしな句ができたりするのを楽しむ遊び。
てんとり‐はいかい【点取り俳諧】
点者に評点を請い、その点の多少で優劣を競う遊戯的な俳諧。
はい‐かい【俳諧/誹諧】
1 こっけい。おかしみ。たわむれ。 2 俳句(発句(ほっく))・連句および俳文などの総称。 3 「俳諧の連歌」の略。 4 「俳諧歌(はいかいか)」の略。
やかず‐はいかい【矢数俳諧】
俳諧形式の一。一昼夜または1日の間に独吟で句数の多さを競う俳諧興行。京都三十三間堂の通し矢の数を競うのに倣ったもの。初め大句数(おおくかず)と称した。延宝5年(1677)大坂生玉(いくたま)の本...
やっこ‐はいかい【奴俳諧】
江戸前期、江戸で流行した奴詞(やっこことば)を用いて作った俳諧。六方俳諧。
わ‐かい【和諧】
[名](スル) 1 やわらぎととのうこと。調和すること。「厳密なる節奏を弃て—せる言語に一任し」〈菊池大麓訳・修辞及華文〉 2 離婚訴訟で、当事者が婚姻の維持または円満な協議離婚のために仲直りし...