いりゅう‐ぶん【遺留分】
相続人のために法律上確保された一定割合の相続財産。被相続人の遺言の自由を制限することにはなるが、遺族の生活保障のために認められたもの。
いんきょ‐ぶん【隠居分】
1 隠居の身分。「姉にかかりて—」〈浄・重井筒〉 2 隠居する者に生活費として分け与えられる財産。「—とて有り銀(がね)三千貫目」〈浮・織留・二〉
いんし‐ぜい【印紙税】
財産権の創設・移転・変更・消滅などを証明する証書や帳簿の作成者に課せられる租税。印紙をはって消印するという方法で納める。
いん‐じゅん【因循】
[名・形動](スル) 1 古い習慣や方法などに従うばかりで、それを一向に改めようとしないこと。また、そのさま。「—な財産家であろうと思うて軽蔑したのは」〈鉄腸・南洋の大波瀾〉 2 思い切りが悪く...
インベントリー【inventory】
1 商品や財産などの目録。在庫。 2 棚卸し。在庫調査。 3 情報システムで、LANなどのネットワークに接続されたサーバー・パソコン・各種ネットワーク機器や周辺機器に関する構成情報の一覧。「—管理」
うけ‐にん【請(け)人】
借金・売買契約・人物などの保証をする人。近世には金請(かねうけ)・人請(ひとうけ)・地請(じうけ)・店請(たなうけ)などの別があった。保証人。「自分の財産(しんだい)を挙げて—の義務を果たすと云...
うざい‐がき【有財餓鬼】
1 飢えに苦しむ餓鬼の中で、物を食することのできる餓鬼。膿(うみ)・血などを食う小財餓鬼と、人の食い残しや、祭祀(さいし)などで捨てられた物を食う多財餓鬼とをいう。⇔無財餓鬼。 2 財産を多く持...
うち‐い・る【打ち入る】
[動ラ四] 1 勢いよく中に入る。「庭に—・り縁の際(きは)に寄り給ひて」〈義経記・二〉 2 物事に熱中する。心を打ち込む。「明け暮れ碁に—・りて」〈浮・織留・二〉 [動ラ下二] 1 ひょい...
腕(うで)一本(いっぽん)脛(すね)一本(いっぽん)
地位・財産もなく、自分のからだ以外に頼るものがないことのたとえ。
売(う)り家(いえ)と唐様(からよう)で書(か)く三代目(さんだいめ)
初代が苦心して財産を残しても、3代目にもなると没落してついに家を売りに出すようになるが、その売り家札の筆跡は唐様でしゃれている。遊芸にふけって、商いの道をないがしろにする人を皮肉ったもの。