たん‐しん【貪心】
貪欲な心。欲の深い心。
たん‐よく【貪欲】
［名・形動］「どんよく（貪欲）」に同じ。「汝の—を遂んとするも」〈織田訳・花柳春話〉
とん‐あい【貪愛】
［名］(スル)《「どんあい」とも》 １ むやみにほしがること。「金銭を—する人の目よりこれを観れば」〈中村訳・西国立志編〉 ２ 仏語。対象に執着すること。貪。貪欲。「—瞋憎(しんぞう)」
とん‐じん‐ち【貪瞋痴】
仏語。むさぼりと怒りと無知。貪欲と瞋恚(しんい)と愚痴。三毒。
どう‐よく【胴欲／胴慾】
［名・形動］《「どんよく（貪欲）」の音変化》 １ 非常に欲の深いこと。また、そのさま。「—な人」 ２ 思いやりがなく、むごいこと。また、そのさま。非道。「さりとは—な」〈浮・禁短気・二〉 [派生...
どん【貪】
［常用漢字］ ［音］ドン（慣） タン（漢） トン（呉） ［訓］むさぼる むやみにほしがる。欲が深い。「貪愛(とんあい)・貪欲(どんよく)・貪欲(とんよく)・貪欲(たんよく)・貪婪(どんらん)・貪...
どん‐らん【貪婪】
［名・形動］《「とんらん」とも》ひどく欲が深いこと。また、そのさま。貪欲。たんらん。「—に利益をむさぼる」「—な知識欲」 [派生]どんらんさ［名］
ななつ‐の‐たいざい【七つの大罪】
キリスト教で、人を死に至らしめる七つの欲望。傲慢(ごうまん)・貪欲(どんよく)・邪淫(じゃいん)・憤怒(ふんぬ)・貪食(どんしょく)・嫉妬(しっと)・怠惰(たいだ)。 [補説]作品名別項。→七つの大罪
ななつのたいざい【七つの大罪】
《原題、(オランダ)Zeven Hoofdzonden》ボッシュの絵画。板に油彩。縦120センチ、横150センチ。ひとつの大円と四つの小円からなり、中央の大円に戒めるべき憤怒・嫉妬・貪欲・大食・...
にが‐びゃくどう【二河白道】
浄土教で、阿弥陀仏(あみだぶつ)の救いを説く比喩(ひゆ)。火の河と水の河を人の貪欲と怒りにたとえ、この間にある白い道は極楽に通じる道で、往生を願う信心にたとえる。びゃくどう。
