賢者(けんじゃ)饑(ひだる)し伊達(だて)寒(さむ)し
《賢者は清貧のために食べ物にも事欠き、伊達者は見えを張って薄着をするので寒い思いをするという意から》世間並みでない行いをする人はつらい目にあうの意。
けん‐じゅ【賢衆】
仏道を修得した人々。高僧たち。「無量無数の—来りて」〈栄花・鶴の林〉
けん‐じょ【賢女】
賢い女。利口な女。
けん‐じょう【賢聖】
1 「けんせい(賢聖)1」に同じ。「—の遺徳」 2 《「げんじょう」とも》仏語。 ㋐聖者(しょうじゃ)と賢者。菩薩(ぼさつ)と、その位に至る前の仏道修行の人。 ㋑仏道の修行を積んだ聖者。
けんじょう‐の‐そうじ【賢聖障子】
《「げんじょうのそうじ」とも》紫宸殿(ししんでん)の、母屋と北庇(きたびさし)との間の襖(ふすま)障子。東西各4間。中国の三代から唐代までの聖人・賢人32人の姿が描かれている。
けんじょ‐だて【賢女立て】
賢女らしく振る舞うこと。賢女ぶること。「万般(よろず)—が忌々しと」〈露伴・いさなとり〉
けん‐じん【賢人】
1 聖人に次いで徳のある人。また、かしこい人。賢者。 2 濁り酒のこと。清酒を聖人にたとえるのに対していう。賢酒。
けんじん‐かいぎ【賢人会議】
1 古代英国で、貴族や聖職者などによって構成された御前会議。国政の重要事項について話し合われた。 2 有識者が集まり、諸問題の解決のために話し合う会議。「国際—」
けん‐せい【賢聖】
1 賢人と聖人。聖賢。けんじょう。 2 濁り酒と清酒。→賢人2
けん‐そく【賢息】
かしこい息子。また、他人を敬って、その息子をいう語。令息。