けい‐ひち【警蹕】
「けいひつ(警蹕)」に同じ。「—など、『おし』といふ声聞こゆるも」〈枕・二三〉
けい‐ひつ【警蹕】
天皇や貴人の通行などのときに、声を立てて人々をかしこまらせ、先払いをすること。また、その声。「おお」「しし」「おし」「おしおし」などと言った。みさきばらい。みさきおい。けいひち。「前駆(ぜんく)...
せん‐ぴつ【仙蹕】
《「蹕」は、さきばらいの意》行幸の行列。また、その車駕(しゃが)。聖駕(せいが)。「—を捧げ奉り、貴寺に送りつけて」〈平家・四〉
ちゅう‐ひつ【駐蹕】
天子が行幸の途中、一時乗り物をとめること。また、一時その土地に滞在すること。駐輦(ちゅうれん)。
ひつ【蹕】
1 貴人の通行のとき、先払いをすること。みちおさえ。 2 天皇の行幸。鹵簿(ろぼ)。