ゆき‐かく・る【行き隠る】
[動ラ四]行って姿が見えなくなる。いきかくる。「—・る島の崎々」〈万・九四二〉
[動ラ下二]
に同じ。「誰も皆消え残るべき身ならねど—・れぬる君ぞ悲しき」〈栄花・鳥辺野〉
ゆき‐どころ【行(き)所】
行くべき所。特に、行って身を落ち着ける所。また、行った先。行き先。いきどころ。「—がなくなる」「誰も—を知らない」
ゆき‐の‐やま【雪の山】
1 「ゆきやま1」に同じ。 2 「ゆきやま2」に同じ。 3 白髪をたとえていう語。「老い果てて—をばいただけど霜と見るにぞ身は冷えにける」〈拾遺・雑下〉 4 「雪山(せっせん)」を訓読みにした語...
雪仏(ゆきぼとけ)の水遊(みずあそ)び
《雪は水中に入ればとけるところから》自分から身を滅ぼすことのたとえ。
雪(ゆき)を回(めぐ)ら・す
《「回雪(かいせつ)」を訓読みにしたもの》風が雪を吹き回す。転じて、舞衣の袖を翻して舞う。美しい舞の形容。「舞へる身は—・して」〈菅家文草〉
ゆ‐ぐ【湯具】
1 昔、入浴の際、身につけた衣服。湯帷子(ゆかたびら)。 2 女性の腰巻き。湯文字(ゆもじ)。ゆまき。「—も本紅(ほんもみ)の二枚がさね」〈浮・胸算用・一〉
ゆさん‐やど【遊山宿】
遊山のための宿。また、遊女屋。「伊勢の古市、中の地蔵といふ所の—に身をなして」〈浮・一代女・六〉
ゆ‐しょう【油症】
ダイオキシン類のPCDFやPCBが混入した食用油を摂取した人に発症した中毒症。吹き出物・色素沈着などの皮膚症状や、全身倦怠感(けんたいかん)・しびれ・食欲不振などの症状を引き起こした。カネミ油症...
ゆそう‐げんしょう【輸送現象】
分子自身の、あるいは分子の運動量・エネルギーの輸送によって生じると考えられる現象。拡散・電流・熱伝導・粘性など。
ゆ‐だけ【裄丈】
「ゆきたけ」に同じ。「—の片の身を縫ひつるが」〈枕・九五〉