わだ‐の‐とまり【輪田の泊】
摂津国和田岬の内側の港。現在の神戸港にあたる。中世まで大輪田の泊として五泊(ごとまり)の一。中世以降は兵庫津とよばれた。
わ‐ちがい【輪違い】
二つ以上の輪が交差して半ば重なっている形。また、その形を図案化した紋所・文様。
わちがい‐そう【輪違草】
ナデシコ科の多年草。山地の林下に生え、高さ約10センチ。葉は楕円形で、対生。5月ごろ、白色の5弁花が咲く。
わっか【輪っか】
「輪(わ)」の俗な言い方。
わっぱ【輪っぱ】
1 輪の形をしたもの。俗に車輪や手錠などをいう。 2 曲げ物の食物入れの容器。めんぱ。めんつう。「—めし」
わっぱ‐めし【輪っぱ飯】
円形または楕円形の輪っぱ(曲げ物の容器)に入れた弁当。
わ‐づく・る【輪作る】
[動ラ五(四)]輪のように丸く作る。「その二筋の細き髯を上下に—・りて」〈鏡花・竜潭譚〉
わづみ‐ほう【輪積み法】
ひも状の粘土の輪を積み上げて土器や陶器を作る方法。→巻き上げ法
わ‐どめ【輪留め】
坂などで、止めてある車の車輪が回らないように車輪の下にかうもの。
わ‐ど・る【輪取る】
[動ラ五(四)]輪のように丸くなる。また、輪状に囲む。「髷(まげ)を—・るように、月が葉越に窓を覗(のぞ)く」〈鏡花・白鷺〉