みつりょうしゃ【密猟者】
寒川光太郎の短編小説。熊を追うまたぎの半生を描く。昭和14年(1939)発表。同年、第10回芥川賞受賞。
み‐は・てる【見果てる】
[動タ下一][文]みは・つ[タ下二] 1 最後まで見る。見終わる。「—・てぬ夢を追う」 2 最後まで世話をする。「我はさりとも心長く—・ててむと」〈源・末摘花〉
め‐さき【目先/目前】
1 すぐ目の前。眼前。「恋敵の顔が—にちらつく」 2 目の前にある物事。その時その場。当座。「—の利益を追う」「—のことにとらわれる」 3 ごく近い将来を見通すこと。また、先の見通し。「—の見え...
揉(も)みに揉(も)・む
馬を激しくせめたてる。また、入り乱れて激しく揉み合う。激しく争う。「北の在家まで、—・うでぞ追うたりける」〈太平記・六〉
やぶれざるものたち【敗れざる者たち】
沢木耕太郎によるルポルタージュ。昭和51年(1976)刊。野球選手やボクサーなど、才能に恵まれながらも栄光をつかむことのできなかったスポーツ選手たちの姿を追う。
やらい‐ごや【遣らい小屋】
和歌山県や奈良県などで、イノシシを追うための番小屋。たほい屋(や)。
やわらかなほほ【柔らかな頰】
桐野夏生のミステリー小説。失踪した娘を捜す母親と元刑事が、事件の真相を追う姿を描く。平成11年(1999)刊行。同年、第121回直木賞受賞。平成13年(2001)テレビドラマ化。
ゆきかぜはしずまず【雪風ハ沈マズ】
豊田穣による戦記文学作品。副題「強運駆逐艦栄光の生涯」。太平洋戦争中に活躍し、不沈艦とたたえられた駆逐艦「雪風」の軌跡を追う。昭和58年(1983)刊行。
よち‐よち
[副](スル)幼児などが頼りない足どりで歩くさま。「ひよこが—(と)親鳥を追う」「—歩き」
利食(りぐ)い千人力(せんにんりき)
相場格言の一。含み益に喜んでさらに利益を追うようなことはしないで、ある程度でもうけを確定させるのが賢明だという教訓。→見切り千両