な‐やら・う【追儺ふ】
[動ハ四]鬼やらいをする。追儺(ついな)をする。「—・ふ、—・ふと騒ぎののしるを」〈かげろふ・中〉
ぼい‐だ・す【追ひ出す】
[動サ四]追い出す。たたき出す。「あんでもさう言って—・してしまへちゃあ」〈滑・続膝栗毛・一一〉
ぼい‐の・す【追ひ乗す】
[動サ下二]追いたてるようにして乗せる。無理に乗せる。「梅の木の立て場から、とうどう我等(うら)を—・せて」〈滑・膝栗毛・二〉
ぼい‐まく・る【追ひ捲る】
[動ラ四]追い散らす。追っぱらう。「清七めを—・ったは、こなたになびいて貰ひたさ」〈浄・浪花鑑〉
ぼ・う【追ふ】
[動ハ四]おう。おいかける。「往(い)なずば早う—・ひ往なせ」〈浄・浪花鑑〉
ぼっ‐か・ける【追っ掛ける】
[動カ下一][文]ぼっか・く[カ下二]《近世語》「おっかける」の音変化。「—・けてぶちのめさうか」〈滑・膝栗毛・五〉
ぼっ‐た・てる【追っ立てる】
[動タ下一][文]ぼった・つ[タ下二] 1 追いたてる。「百千万の獣を—・て—・て」〈浄・出世景清〉 2 勢いよく立てる。おったてる。「尻を—・てて、此の廓(さと)に通ふこと繁きが故なり」〈洒・...