すき‐み【透(き)見/隙見】
[名](スル)すきまからのぞいて見ること。のぞき見。「塀の穴から—する」
すき‐あや【透綾】
⇒すきや(透綾)
すきや【透綾】
《「すきあや」の音変化》透けて見えるような、薄くさらりとした絹織物。本来、縦糸に絹糸、横糸に苧麻(ちょま)を使ったが、現在では縦糸・横糸とも絹糸を使う。夏の女性着尺用。絹上布。越後透綾。《季 夏》
すき‐ろう【透廊】
⇒透渡殿(すきわたどの)
すき‐わたどの【透渡殿】
寝殿造りで、寝殿と対屋(たいのや)とをつなぐ、両側に壁のない渡り廊下。透廊(すいろう・すきろう)。すいわたどの。
す・く【透く】
[動カ五(四)] 1 すきまが生じる。「板戸の合わせ目が—・く」 2 物を通して、中や向こう側が見える。「川底まで—・いて見える」 3 物の間を通り抜ける。「木の間を—・いて光が漏れる」
すけ‐かん【透け感】
透けて見える感じ。特に、重ね着をした際の透け具合。「ブラウスの—を活かす」「素材は—のあるシフォン生地」
すけ‐すけ【透け透け】
[形動]布地などが透けて見えるさま。「肌が—なシャツ」
す・ける【透ける】
[動カ下一]物を通して、その中や向こう側が見える。「肌が—・けて見える」
すっぱ【素っ破/透っ波】
1 戦国時代、武家が野武士や野盗であった者を取りたてて使った間者。乱波(らっぱ)。忍びの者。 2 ぬすっと。すり。かたり。「それがしは京田舎走りまはって、かくれもなき—ぢゃ」〈虎清狂・禁野〉 3...