まかり‐かよ・う【罷り通ふ】
[動ハ四]「行き通う」の意の謙譲語。通ってまいります。「また同じころ、—・ひし所は、人も立ちまさり」〈源・帚木〉
ま‐すぐ【真直ぐ】
[名・形動]「まっすぐ」に同じ。「林を貫きて—に通う路あり」〈独歩・わかれ〉
みず‐の‐お【水の尾】
海・川で、ある一定の水の流れのある所。船が通うのに適した水路となる。みお。「—について渡れや渡れやと」〈盛衰記・三五〉
みそか‐おとこ【密か男】
忍んで人妻のもとへ通う男。また、夫のある女がそのような男をもつこと。密夫。間男(まおとこ)。みそかお。「妻(め)の—したりけるを見つけて」〈後撰・雑四・詞書〉
み‐ち【道/路/途/径】
《「御(み)路(ち)」の意》 1 人・車・船などが、往来するように整備された所。通路。道路。また、航路。「—を横切る」「—が混む」「船の通う—」 2 目的の場所に至る経路や、その途中。途上。「帰...
みゃく【脈】
[音]ミャク(呉) [学習漢字]5年 1 血液の流れる管。「脈拍/気脈・静脈・動脈」 2 脈拍。「脈動/死脈・平脈」 3 漢方で、気血の通う道。つぼを結ぶすじ道。「督脈・任脈」 4 筋をなして連...
みや‐じ【宮路/宮道】
1 宮殿に通う道。「はたこらが夜昼といはず行く道を我はことごと—にぞする」〈万・一九三〉 2 神社に参る道。参道。「誓ひすぐなる神詣(かみまう)で、—や絶えせざるらん」〈謡・伏見〉
やかた‐もの【屋形者/館者】
武家屋敷に住む者。また、奉公する者。特に、江戸の遊里で、大名屋敷から通う江戸づめの侍をいう。「—と町者と、遊びの違ひ目あることは雪墨なり」〈ひとりね・上〉
ゆき‐か・う【行(き)交う/往き交う】
[動ワ五(ハ四)] 1 行き来をする。往来する。いきかう。「車が—・う」 2 訪問しあう。交際する。「互いに—・った仲」 3 あるものが去って他のものが代わって来る。「楽しび悲しび—・ふとも」〈...
夢(ゆめ)の直路(ただじ)
夢の中で通うまっすぐな道。夢の中では思う人のもとに行けるところからいう。「恋ひわびてうち寝(ぬ)るなかに行き通ふ—はうつつならなむ」〈古今・恋二〉