かんこつ‐きん【寛骨筋】
寛骨を覆う、腸腰筋・臀筋(でんきん)などの筋肉。大腿の運動をつかさどる。
かんしつ‐うんどう【乾湿運動】
植物の死細胞の細胞壁が、外気の湿度の変化によって膨張・収縮する物理的な運動。これにより種子・胞子の散布や移動が起こるものもある。
かん‐じょ【緩徐】
[形動][文][ナリ]ゆるやかで静かなさま。動作などがゆっくりしているさま。「地盤の運動は割合に—で」〈寅彦・化け物の進化〉
かん‐せい【慣性】
外力が働かなければ、物体はその運動状態を保つという性質。惰性。
かんせい‐うんどう【慣性運動】
外力が働かない、慣性の法則に従う運動。静止または等速度運動がある。
かんせい‐けい【慣性系】
静止または等速度運動をしている座標系。ニュートンの運動の法則が成り立ち、これらの座標系は互いに等速度の相対運動をしており、ガリレイ変換で関係づけられる。地球に固定した座標系はほぼ慣性系を示す。惰...
かんせい‐しつりょう【慣性質量】
物体の慣性の大きさで示される質量。ニュートンの運動方程式に基づいて定義される。加速度をα、力をfとするとき、運動方程式はf=mαと比例関係で表され、その係数mが慣性質量となる。一方、重力を生じさ...
かんせい‐の‐ほうそく【慣性の法則】
外力が働かなければ、物体は静止または等速運動を永遠に続けるという法則。
かんせい‐りょく【慣性力】
慣性系に対して加速度運動をしている座標系の中で、物体の運動に現れる見かけ上の力。例えば、カーブを曲がる車の中にいる人を外側に傾けさせる力など。慣性抵抗。
かんせいりょく‐はつでん【慣性力発電】
電磁誘導の原理を利用し、物体の運動エネルギーを電気エネルギーに変換する発電方式。磁石とコイルを組み合わせることで、人体の運動や自動車の振動のほか、海の波などのランダムな動きから電気エネルギーを発...