へん‐まん【遍満】
[名](スル)広くいっぱいにいきわたること。「苦痛が全身に—して」〈谷崎・乳野物語〉
へん‐れき【遍歴】
[名](スル) 1 広く各地を巡り歩くこと。「諸国を—する」 2 いろいろな経験を重ねること。「アルバイト—」「男性—」
へん‐ろ【遍路】
祈願のために、四国の弘法大師の霊場八十八箇所などを巡り歩くこと。また、その人。「お—さん」《季 春》「道のべに阿波の—の墓あはれ/虚子」
へんろ‐すがた【遍路姿】
遍路をするときの服装。白木綿の衣服に菅笠(すげがさ)・手っ甲・脚絆(きゃはん)・草鞋(わらじ)をつけ、頭陀袋(ずだぶくろ)をかけて、手に数珠(じゅず)・鈴・金剛杖などを持つ。
べら【遍羅/倍良】
スズキ目ベラ科の海水魚の総称。小形のものが多く、背びれは体に沿って長い。雌雄で色彩の異なるものがある。温・熱帯海の沿岸の浅海にすむ。キュウセン・ササノハベラ・ニシキベラ・ホンソメワケベラなど。《...
べん【遍】
[接尾]「へん(遍)」に同じ。「何—聞いても覚えられない」「三—回って煙草にしょ」
ぺん【遍】
[接尾]「へん(遍)」に同じ。「一—お会いしたかったのです」「読書百—意おのずから通ず」