だっ‐たん【達陀】
東大寺の修二会(しゅにえ)で行われる行法の一。大たいまつを持つ火天と灑水器(しゃすいき)を持つ水天が堂内を巡り歩く。
だて‐しゅ【伊達衆/達衆】
《「たてしゅ」「だてしゅう」「だてし」とも》 1 だてを好む人。粋(いき)好みの人。また、そのような連中。「のんこに髪結うてのららしい、—自慢と言ひそな男」〈浄・天の網島〉 2 侠客(きょうかく...
だるま‐いち【達磨市】
縁起物の張り子達磨を売る市。多く、東日本で年末から3月にかけて行われる。《季 新年》「大風の森ゆるがせり—/秋桜子」
だるま‐いと【達磨糸】
足踏み式の製糸機械で製した生糸。自転車取糸。
だるま‐いんこ【達磨鸚哥】
インコ科の鳥。全長約35センチで体は緑色。雄のほおに太く黒い線がある。南および東南アジアに広く分布。飼い鳥とされる。
だるま‐うた【達磨歌】
禅問答のように、わけのわからない歌のこと。特に藤原定家らの新傾向の歌風をあざけっていった呼称。
だるま‐おこぜ【達磨鰧】
オニオコゼ科の海水魚。全長約15センチ。頭部にこぶが多数ある。日本南部からオーストラリアに分布。
だるま‐おとし【達磨落(と)し】
1 輪形の数個の木片の上にのせた達磨のおもちゃを、木づちで木片を横に打ち飛ばし、順次位置を下げていく遊戯。 2 高い台上の達磨のおもちゃを、紅白に分かれた子供たちが小球を投げつけて落とす遊戯。
だるま‐がえし【達磨返し】
女性の髪形の一。髪の先をひねって鬢(びん)の裏側に入れ簪(かんざし)で止めたもの。江戸末期から明治にかけ、下町の伝法肌(でんぽうはだ)の年増が多く結った。
だるま‐がえる【達磨蛙】
アカガエル科のカエル。体長5〜6センチ。トノサマガエルに似るが後肢は短く、ずんぐりして、背面に黒色円紋がある。日本特産種で、山陽地方に多い。