遠(とお)くて近(ちか)きは男女(だんじょ)の仲(なか)
男女の仲は、遠く離れているように見えても、意外に結ばれやすいこと。
遠(とお)くの火事(かじ)より背中(せなか)の灸(きゅう)
自分に関係のない大事よりも、小さなことでもわが身にふりかかることは痛切に感じられるというたとえ。
遠(とお)くの親類(しんるい)より近(ちか)くの他人(たにん)
遠方にいる親類よりも近隣にいる他人の方が頼りになる。また、疎遠な親類よりも親密な他人のほうが助けになる。
とお‐けみ【遠検見】
⇒遠見検見(とおみけみ)
とお‐さぶらい【遠侍】
武家の屋敷で、主屋から遠く離れた中門のわきなどに設けられた警護の武士の詰め所。とおさむらい。外侍(そとさぶらい)。→内侍(うちさぶらい)
とお‐ざか・る【遠ざかる】
[動ラ五(四)] 1 遠くに離れてゆく。遠のく。「足音が—・る」 2 疎遠になる。うとくなる。「書物から—・る」
とお‐ざ・ける【遠ざける】
[動カ下一][文]とほざ・く[カ下二] 1 遠くへ離れさせる。近くへ寄せない。「人を—・けて密談する」 2 親しまない。うとんじる。「仲間を—・ける」「甘い物を—・ける」
とお‐ぜめ【遠攻め】
遠方より攻めること。遠くから囲んで軍勢が攻め寄ること。
とお‐そ・く【遠そく】
[動カ四]遠く離れる。遠ざかる。「明日香川川門(かはと)を清み後れ居て恋ふれば都いや—・きぬ」〈万・四二五八〉
とおっ‐ぱしり【遠っ走り】
[名](スル)遠くまで出かけること。遠出(とおで)。「新車で—する」